将棋の佐々木大地七段が5月18日に行われた王位戦挑戦者決定戦で羽生善治九段に勝利し、見事藤井聡太王位への挑戦権を手に入れた。

佐々木大地七段は先日、棋聖戦での藤井聡太六冠への挑戦権も手に入れたばかりで、この結果夏に行われるタイトル戦で計12番勝負を行うこととなった。佐々木大地七段の王位戦挑戦は初めてで、棋聖戦への挑戦権獲得がタイトル戦初めての挑戦権だったため、勢いよく2つの挑戦権を連続で手に入れたことになる。

一方、決勝で佐々木大地七段に敗れた羽生善治九段は、6期ぶりの王位戦挑戦権を目指していたがあえなく敗北。今年初めに行われた王将戦のリベンジを果たすチャンスだっただけに、周囲からの再戦の期待も高まっていた。

注目となる佐々木大地七段と藤井聡太王位のタイトル戦7番勝負は、7月7日と8日に愛知県で開幕する。