ポーカーを始めるには、まずゲームのルールを覚える必要があります。
ここでは初心者の人向けに易しいルールの解説を行っていますので、是非参考にしていってくださいね!
💡ポーカーの概要💡
ゲームの目的
まず、ポーカーというゲームの趣旨について簡単に説明していきます。
ご存じの人も多いかもしれませんが、ポーカーのゴールは対戦相手達と集めたポットのチップを出来るだけ多く集めることです。勘違いしている人の多くが出来るだけ強い役を作り、相手に勝つことだと考えていますが、これはチップを集めるための手段の1つに過ぎません。
では具体的にチップを出来るだけ多く集めるための方法と次を挙げておきます。
- 最後のラウンドまで残った対戦相手よりも強い役を作り、相手に勝つこと
- 最後のラウンドに行きつくまでに相手をゲームから下ろし、自身のハンドを見せずとも勝つこと
ポーカーで勝つ方法は、以上の2つととてもシンプルになっています。しかし、このシンプルさの中に、運、心理戦、頭脳戦などの複雑な要素が絡まっています。
テキサス・ホールデムについて
実はポーカーにはいくつか種類があり、日本ではドローポーカーなどのゲームがよく知られていますが、現在世界のポーカー事情として最も人気なのがテキサス・ホールデムとなっています。
どのゲームであれゴールは変わりませんが、ゲームの進行がそれぞれ異なっており、その中でもテキサス・ホールデムは初心者の人でも比較的簡単に覚えることができるゲームとなっています。
簡潔にゲームの流れをまとめると、テキサス・ホールデムでは手元に与えられた2枚のカードと、テーブルの中心に並べられた5枚のカードの中から役を作るゲームとなっています。
テキサス・ホールデムの世界大会などに行くと、賞金が何億も貰えることもあるので、真剣にポーカーを始めようと考えている人には特に覚えておいてもらいたいゲームです!
💡ゲームで使うもの💡
まずゲームを始めるうえで使う道具やカードの紹介になります。
トランプ
カードゲームなので、もちろんトランプは必須の道具になります。使用するカードはジョーカーを除く1組52枚のカードとなっています。
テーブル
ポーカーをプレイするためのテーブル、もしくは台が必要です。丸いテーブルなど、プレイヤー同士でお互いのカードが見えないように向かいあえる形・大きさのテーブルが理想的です。
チップ
映画などでは現金を用意しているシーンなどを見たことがあるかと思いますが、実際にはチップを使います。
ディーラーボタン
テキサス・ホールデムでは、ディーラーボタンを用いて時計回りにアクションの順番を決めています。
💡ポーカーのカード(役)の強さ💡
次に、ポーカーのルールの中でも必ず覚えておかなくてはならない最重要項目の1つである、ポーカーの役について紹介します。別に役の詳細ページも用意しているため、ここでは簡単な紹介に留めておきます。
ロイヤルストレートフラッシュ:ポーカーで一番強い役です。マークが同じで、「A,K,Q,J,10」のカードが揃うと成立します。
ストレートフラッシュ:マークが同じで連続する5つの数字が揃えば成立する役です。
フォーカード:同じ数字のカードが4つ揃うと成立する役です。
フルハウス:スリーカードとワンペアの両方が揃うと出来る役です。
フラッシュ:同じマークのカードが5つ揃うとできる役です。数字は関係ありません。
ストレート:連続する5つの数字が揃うとできる役です。イラスとは異なり、マークは関係ありません。
スリーカード:同じ数字のカードが3つ揃うとできる役です。
ツーペア:ペアカードが2つ揃うと出来る役です。
ワンペア:同じ数字のカードが2つ揃うとできる役です。
ハイカード:役が何もできなかった時にはノーペア、もしくはハイカードと呼ばれます。
💡テキサス・ホールデムのゲームの進行💡
テキサス・ホールデムのゲームは、すでに紹介したように手元に配られる2枚のカードとテーブルの中心に並べられる5枚のカードから役を作り上げるゲームとなっています。
しかし、この5枚のカードは一気に並べられ公開するわけではなく、まず初めは自分の2枚のカードを確認するところから始めます。そして、ゲームに参加するかしないかのアクションを行ってから、まずはテーブルの中央に3枚のカードがオープンされます。そして、それぞれのプレイヤーがアクションを行い、4枚目、そして5枚目へと進んでいき、もしも2人以上のプレイヤーが最後まで賭けに残っていた場合は、ショーダウンといってお互いのハンドをオープンし、役の強さで勝負をするという流れになります。
もしも、最後のラウンドにいくまでに1人を除くプレイヤーがゲームから下りた場合は、残った1人のプレイヤーの勝利となります。
それでは以下に、それぞれのラウンドで何が行われるのか、どういったアクションをあるのかを続けて説明していきます。
ゲームが始める前
まずはゲームが始める前ですが、それぞれのプレイヤーが席に着いたらディーラーを行う人を1人決めます。ディーラーになった人はディーラーボタンを自分の前に置き、チップとカードを配ります。このディーラーボタンは公平を期すため、時計回りで全員に回るようになっています。
もしも、カジノで専属のディーラーが要る場合はプレイヤー間でディーラーを決める必要はありませんが、どちらにせよアクションを行う順番を決める必要があります。
この順番とは、プレイヤーのディーラーがいる場合でいくと、ディーラーの左隣である「スモールブラインド」、そしてもうその左隣の「ビッグブラインド」のことで、初めに強制ベット(ブラインド)を行う必要があります。この時の額は、ビッグブラインドがテーブルの最低ベット金額、スモールブラインドがその半額と決められています。専属のディーラーが要る場合は、このビッグブラインドとスモールブラインドの順番を決める必要があります。
プリフロップ
ブラインドが行われたら、次はプリフロップのラウンドです。プリフロップとは、自分に配られた2枚のカードのみを見てアクションを取るラウンドです。中央の場にはカードはまだ配られておらず、自身のハンド以外では何も分からない状態です。
ここでは主にゲームに参加するかどうかの意思決定を行う必要がありますが、レイズといってベット額を更に上げることも可能です。流れとしてはビッグブラインドの左の人からコールかフォールド、もしくはレイズを行い、最後の一周に誰もレイズを行なくなるまでプリフロップのラウンドを続行します。
基本的には全員がコールもしくはフォールドをして、チップを中央のポットに集め次のラウンドに進みます。
フロップ
次にフロップのラウンドでは、初めてテーブルの場に3枚のカードがオープンされます。
スモールブラインドからチェック・レイズ・コール・フォールドのアクションをとることができますが、チェックは自分のターンまでに誰もレイズを行わなかった時のみ行うことができます。また、スモールブラインドの人がプリフロップでフォールドしていた場合は、ビッグブラインドの人から、ビッグブラインドの人もフォールドしていた場合はUTG(アンダー・ザ・ガン:ビッグブラインドの左隣)の人からスタートするというようになっています。
このラウンドでは、自身が作ることのできる役を想定したアクションを取ることができるため、強気にレイズをしたり、全く手持ちのカードと噛み合わずにフォールドしたり、またはブラフをかけて逆にレイズをしたりと、それぞれの思惑が交差し始めるラウンドになります。
誰もレイズを行わずに全員がチェック、もしくはフォールドをした場合は次のラウンドにいきますが、誰かがレイズをした場合は、一周回った時に他に誰も上乗せでレイズをしていないという状況になるまでフロップのラウンドが続きます。
ターン
ターンではテーブルの場に出ている3枚のカードにもう1枚追加され、4枚のカードがオープンされた状態になります。
その他はフロップと同じで、全員がチェック、もしくはフォールドをした場合は次に進み、レイズをしたプレイヤーがいれば、他に誰も上乗せでレイズをしなくなるまで、ターンのラウンドは続きます。
リバー
リバーでは、テーブルの場に最後の1枚が追加され、手元の2枚と場の5枚のカード全てが見れるようになり、自身の役が確定します。
その他はそれまでのラウンドと同じ流れになります。そして最後まで残ったプレイヤーが2名以上いた場合は、ショーダウンへと続きます。
ショーダウン
ショーダウンでは残ったプレイヤーのハンドをオープンし、お互いの役の強さを比べあい、勝敗が決定します。
勝った人はポットに集まったチップを貰うことができ、これにて1ゲームが完了となります。
これがテキサス・ホールデムのゲームの流れで、このゲームを何回も繰り返し、チップの獲得数を競い合います。
流れとしては、同じことを3ラウンド続けるため、初心者の人でもすぐに覚えることができますね。
アクションの説明
それでは、ポーカーゲームの中で行われるアクションの説明について説明していきます。
それぞれの意味を間違えないようにするためにも、しっかりと目を通しておくことをオススメします。
ベット:自分の前に誰もベットに参加していない時に、チップを賭けること。レイズやコールと行為は一緒であるものの、ベット自体にはゲームに参加するという意思を表すという意味のみが込められているため、特に戦略的な意味はない。
コール:相手と同じ額を賭けること。特に自分から賭け額を上げたりするわけではないため、相手の勝負に合わせるという意味合いが込められている。積極的な印象はなく、特に自身のハンドに自信があるような印象は与えないため、攻めたい時にはオススメしない。
レイズ:相手のベット額を上げること。自身のハンドに自信があるような印象を与える。積極的に自分からブラフをかけることもできる。
フォールド:ゲームから下りる行為。自分のハンドで勝つことが無理でブラフをかけることも無理だと判断した時に行う。プリフロップの時点で行うのが一般的とされる。
チェック:他のプレイヤーが誰もベットしていない、もしくは他のプレイヤーとベット額が同じ時に、パスをする行為。自分から追加でチップを出さなくていい状況の時にだけ使える。
オールイン:自身のチップを全て賭ける行為。かなり大胆な行為で、本当に良いハンドがある時か、大きなブラフをかけている時など、一発大勝負に出る時に行う。
💡ドローポーカーのゲームのルールと進行💡
日本では一般的にはドローポーカーが親しまれているため、ここではドローポーカーのルールやゲーム進行についても簡単に紹介しておきます。ドローポーカーも非常にシンプルなゲームなので、友達や家族と是非一緒に楽しんでくださいね!
- まずはディーラーの人を決め、ディーラーが参加者にチップを配ります。
- 参加者は全員、参加料でチップを一枚ずつ出します。
- ディーラーが参加者に5枚ずつカードを配り、参加者は自身のカードを確認します。
- ディーラーの左隣の人から、一回目の賭けが始まります。参加者は、ベット、コール、レイズ、ドロップのアクションを行うことができます。
- レイズした人がいれば、他に上乗せでレイズする人がいなくなるまで一回目の賭けのラウンドが続きます。
- 一回目のラウンドが終われば、ゲームの参加者たちは自身の手札から交換したいカードを山札の中から交換することができます。0枚~5枚を交換します。
- 二回目の賭けに移ります。流れは一回目の賭けと同じです。
- 2人以上のプレイヤーが残った場合は、自身のハンドをオープンして勝敗を付けます。
以上がドローポーカーの流れとなります。一度自身のカードをドロー(交換)することができるため、ドローポーカーと呼ばれています。このドローのタイミングで、相手の手札の自信の程が伺えます。
💡まとめ💡
ポーカーのルールやゲームの流れは分かっていただけたでしょうか?
意外とゲーム自体はシンプルなものなので、誰でもすぐに遊ぶことができるようになっています。しかし、ゲームの戦略や賭け額の決め方など、経験者向けな内容になると、数学的なことや、心理的なことを考慮し始める必要があります。
更にポーカーを極めたい人は、是非カジライフの経験者向けガイドも参考にしてみて下さい!