ブラックジャックのカードカウンティング徹底解説!

  • カードカウンティングは、数学者が見つけた合法的勝率UP戦術
  • カードカウンティングは、シンプル且つ知るほど奥が深い!
  • カードカウンティングは、カジノの王様バカラにも応用できる!?

目次

今回は、ブラックジャックの勝利の鍵ともいえる「カードカウンティング」について、初心者から上級者まで役立つ情報をお届けします。

カードカウンティングはその名称こそ有名ですが、実践が難しいという認識が強く、初心者には敬遠されがちです。

多くのプレイヤーが直面するこの難題に対する解決策を、実践的なテクニックと具体的な例や図解を交えて解説します。

本記事では、以下の3つのポイントに焦点を当てています。

  • カードカウンティングの基本と応用
  • カウンティングの法的側面と実践での注意点
  • ブラックジャックにおけるカウンティング

この記事を最後まで読むことで、以下の3つのメリットが得られます。

  • カウンティングの技術向上
  • カジノでの合法的な行動範囲の理解
  • 他のカジノゲームへの応用知識獲得

カードカウンティングは、単なるテクニック以上のものです。
それは、ブラックジャックというゲームを深く理解し、期待値や還元率などの数学的な根拠を持って、カジノを最大限楽しむための知恵となります。

また、カードカウンティングは、ブラックジャックだけでなく、バカラなど他のカジノゲームにも応用可能です。
しかし、カウンティングのやり方、法的な側面、そしてカジノでの扱いについては、しっかり理解しておく必要があります。

カードカウンティングとは勝率アップのプロの技術

カードカウンティングとは、ブラックジャックなどのカードゲームにおいて、既に使われたカードを覚え、計算し、これから使われるカードを予測する方法です。

この方法は、特にブラックジャックにおいて効果的で、プレイヤーが次にどのような行動を取ればいいかを判断するのに役立ちます。

ブラックジャックのカードカウンティングの基本

カードカウンティングは、1960年代にアメリカで始まりました。

特に1962年に数学教授のエドワード・ソープがカウンティングの理論を発表してから広まりました。その後、1979年にはマサチューセッツ工科大学の学生が大きな利益を得る事件があり、この手法の効果が広く知られるようになりました​。

カードカウンティングの基本は以下の通り。

出たカード割り当てる数字
低いカード(2-6)が出たときはプラスの値を割り当てること(+1)
高いカード(10、絵札、エース)が出たときマイナスの値を割り当てること(-1)
中間のカード(7-9)通常、カウントに影響しない(±0)

このシンプルな方法で、デッキに残っている高いカードと低いカードの比率を把握することができます。

ブラックジャックのカードカウンティングの種類

実は、カウンティングには色んな方法があります。

カードカウンティングを行うには、まずは最低でもこの3つの基本的なカウンティングについて、完全に理解する必要があります。そして、カウンティングシステムを選び、練習を重ねることが大切。

ちなみに、初心者にまず覚えてほしいのは「ハイローシステム」です。

これが先に挙げた、カードの値に応じて+1、0、-1の値を割り当てるシンプルなシステム。
以下、その他2つとともに改めて解説しますね。

  • ハイローシステム

カードを「高いもの」と「低いもの」に分けて数えます。
高いカード(10、J、Q、K、A)は「-1」、低いカード(2~6)は「+1」として数えます。

  • トゥルーカウント

カードの数をもっと正確に数える方法です。
デック(=デッキ)の残り枚数を考慮して、より正確なカウントを行います。

  • シャッフルトラッキング

カードがどのように混ぜられるかを観察する方法です。
ディーラーのシャッフルのパターンを理解することで、ゲームに役立てます。

ブラックジャックのカードカウンティングの法的側面

まず、それぞれの項目別のカードカウンティング位置づけは以下の通りです。

  • 法律では、カードカウンティング自体は違法ではありません。
  • ランドカジノでは、規約上、カードカウンティングが禁止されています。
  • オンラインカジノでは、カードカウンティングを禁止するのは仕組み上、不可能です。

カードカウンティングは違法性はありません。

しかし、ランドカジノに関しては、多くのランドカジノのその規約上、禁止されています。
カウンティングがゲームの公平性を損なうと考えられているからです。

端的にいえば、「我々、不利になるでしょうが!」とカジノ側が認めているようなものです。

また、カウンティングを理由にプレイヤーを出入り禁止にする事例もあります。

一方、オンラインカジノでは、カードカウンティングを禁止するのは仕組み上、ほぼ不可能です。
また事実上、禁止されていません。一部規約によって禁止されているとの情報が出てきますが、私は見たことがありません。

オンラインカジノでは、ランドカジノと比べてカウンティングがしやすいです。
自宅でメモを取りながら進められるので、効果的な戦略を立てられますよね!

ただし、オンカジ側もバカではないので対策を取っています。
具体的には、以下のような対策です。

  • ランドカジノのデック(=デッキ)は6デッキが一般的、オンラインカジノのデッキは8デッキ以上のカードを使っている。1デッキは52枚。通常のトランプの数です。
  • シュートを早めに切り上げてシャッフルタイムに入り、新しいトランプで次のシュートへ入る。こうすることで常に新しいシャッフルされたトランプでゲームが進行します。

図解で実践!カードカウンティングのやり方を全公開

ここでは、写真や図解を入れながら、カードカウンティングの実践方法をご紹介します。

カードカウンティングの基本は、「カードの点数を割り当てて数えること」です。
一度やることを流れの中で理解すれば、シンプルです。

もちろん、少し複雑なカウンティングも存在しますが、まずは基本をしっかり押さえましょう!

カードカウンティングの実践時に役に立つオンカジ用語解説

ここではカードカウンティングをする時に役立つ、カジノやオンカジに関する用語を解説します。暗記する必要はないので、こういうものなんだなぁとイメージをクリアにするために使ってください。

用語内容
デック=デッキ(Deck)ジョーカーを除くトランプ52枚を1デックと呼ぶ。
シュー(Shoe)まだ使用されていないカードの束のこと。
デッキ×6~8で1つのシューが形成されることが多い。ランドカジノのデック(=デッキ)は6デッキが一般的、オンラインカジノのデッキは8デッキ以上のカードを使っていることが多い。デッキが多いほど数が分散するので、カードカウンティングが通用しにくくなる傾向にある。
ディスカードホルダー(Discard Holder)ゲームで使用された後のカード収納スペースのこと。カジノによって外に露出しているものやダストボックスのようにテーブル内側に落とすタイプのものがある。
ベット(BET)賭けることと同じ意味で使う。
シャッフルタイム(Shuffle Time)ディーラーがカードを混ぜる時間のことを指す。シャッフルタイムの目的は、ゲームが公平に行われるように、カードの順番をランダムにすること。また、カードカウンティングのようなカジノ側にとってはあまり思わしくない行為を防ぐ目的もある。

ブラックジャックのカードカウンティングのやり方

ブラックジャックのカードカウンティングで、初心者におすすめなのはハイローシステムと呼ばれるカウンティングです。

以下がその手順です。

【簡単3ステップ!ブラックジャックのカードカウンティングの手順】

STEP 1:カードの点数を覚える

カードカウンティングでは、カードの点数を割り当てて数えます。ハイローシステムでは次のように割り当てます​​。

2から6までのカードは「+1」→プラスの値と呼ぶ
10からエースまでのカードは「-1」→マイナスの値と呼ぶ
7から9までのカードは「0」→カウンティングに変動なし

STEP 2:カウントの合計を追う

ゲームが進行に合わせて、テーブルに出るカードの点数を合計していきます。この合計値を使って、残りのカードを推測します。例えば、合計が高い場合(プラスの値が多い場合)は、デックには数字の大きいマイナスの値のカードが多いと判断できます​​。

STEP 3:戦略を立てる

カウントの結果を元に、戦略を立てます。合計が高ければ積極的にベットを増やし、低ければ慎重に行動します。カウンティングは、次に出るカードの予測に役立ち、戦略的なアクションを取るのに有効です​​​​。

注意点として、できればシュートの最初からカウンティングをした方が効果的です。
いわゆるシャッフルタイムの直後がいい、ということ。面倒ですがこのひと手間でカウンティングの精度が大きく変わることもあります。

バカラのカードカウンティングのやり方

実は私事なんですが、現在までで一番プレイしたゲーム数が多いのが何を隠そうバカラなんです。

韓国済州島の神話ワールドランドカジノへ行った時も、常にバカラのテーブルには人だかりができてました。

ランドカジノには、中央にディーラーの方が立っていて、カジノテーブルの上部からカメラで撮影し、プレイヤーはそのディーラーさんを囲むように並んだ数十台のモニターの好きなところに座り、モニターを見ながら遊べる、半分リアルカジノ半分オンラインカジノみたいなつくりのゲームが併設されているカジノもあります。

たぶん、ディーラーさん1人に対して多くのプレイヤーをさばけるようにそうしているのかなと思います。

そういうところで本気でカードカウンティングできないかなぁと思ったほどです!笑
(ランドカジノでカードカウンティングをするのは絶対にやめましょう!)

いずれにしても、バカラは、そのぐらい人気のゲームなので、ありとあらゆる攻略法が模索されています。

もちろん、私も例にもれず、バカラのカウンティングは恐ろしいまでの集中力で検証してた時期がありました。
ブラックジャックほどの影響はないと思いますが、根気良くカウンティングすることで、バカラでも一定以上の優位性を見出すことが可能だと思います。

【簡単3ステップ!バカラのカードカウンティングの手順】

STEP1:まず、プレイヤーが有利な状況とバンカーが有利な状況をしっかりと理解しましょう!

  • プレイヤーが有利な状況は、シューの中に4以下のカードが多い時
  • バンカーが有利な状況は、シューの中に6以上のカードがが多い時

1つ目の覚えるべき大前提

シューの中に4以下のカードが多い時、「プレイヤーが10を超えにくく」、プレイヤーが勝ちやすくなるんです。→迷わずプレイヤーにベット!!

注意:当たり前ですが、バカラでは、10~13のカードの数字は「0」としてカウントするのでこちらのグループです!

2つ目の覚えるべき大前提

シューの中に6以上のカードが多い時、「プレイヤーが10を超えやすく」、バンカーが勝ちやすくなるんです。→迷わずバンカーにベット!

STEP2:あとは、グループ別でカウンティングすればいいだけ

基本的には、4以下のカードグループと6以上のカードグループ毎にカウントし、出現頻度の「少ない方」に賭けるだけ!

シューの中に4以下のカードが多い時、プレイヤーが勝ちやすい!

  • シューから4以下のカードが場に出ることをカウントすればいい
  • 場に出る頻度が少ない時は→プレイヤーにベット(Pパターン)
  • 場に出る頻度が多い時は→バンカーにベット(Bパターン)

シューの中に6以上のカードが多い時、バンカーが勝ちやすい!

  • シューから6以上のカードが場に出ることをカウントすればいい
  • 場に出る頻度が少ない時は→バンカーにベット(Bパターン)
  • 場に出る頻度が多い時は→プレイヤーにベット(Pパターン)

STEP3:戦略を立てる

カウントの結果を元に、戦略を立てます。
繰り返しますが、4以下のカードグループと6以上のカードグループ毎にカウントし、出現頻度の「少ない方」に賭ける。これだけです。
ですからカウントの仕方はこのような2つの例があります。

①シンプルにグループ毎に数える

0~46~9
正正正正正正正正正正T正正正正正正 ̄

②プラスの値とマイナスの値として計算していく。
数字を足していき、プラスの値ならバンカーにベット、マイナスの値ならプレイヤーにベットします。
(ブラックジャックと似ていますが、ブラックジャックとはカード毎の力関係が異なります。)

  • A、2,3,4,10,J,Q,K「+1」→プラスの値と呼ぶ
  • 6,7,8、9→「-1」→マイナスの値と呼ぶ
  • 5は「0」→カウンティングに変動なし

このようにポイントを付け、合計の数字が、

  • プラスの値なら、場に4以下のカードの出現が多い=バンカーにベット(Bパターン)
  • マイナスの値なら、場に6以上のカードの出現が多い=プレイヤーにベット(Pパターン)

ということになります。

値は、基本的には数字がプラスの方向に大きくなるかマイナスの方向に多くなるかいずれかに傾いているほど、その優位性が高まっていることを表しています。

カードカウンティングの注意点

  • カウンティング後、どこから入るかを戦略に組み込む必要がある

私の知る限り、大抵のカジノのバカラは、1シューが35-75ゲームほどで終了する設定になっています。
カウンティング開始はできれば1シュー毎の冒頭1ゲーム目(つまりシャッフルタイム直後)。そこからどのあたりまでカウンティングして、ベットをし始めるかも、自分なりの戦略に落とし込む必要があります。

  • ゲーム終盤でその本領を発揮する

ゲームの序盤ではまだまだカードの数が多いことから、特別にカードの偏りが無い限りはポイント等の数字は当てにならないといってもいいでしょう。
ゲームの終盤、もしくはシューの中身をシャッフルする直前にそれまで付けてきたカードカウンティングの記録を参考にすることで精度の高い予測を行うことができます。

  • ランドカジノでは使えない

ランドカジノでは冒頭でもお伝えしたようにカードカウンティングが禁止されていることがほとんどです。
基本的にメモが必要なカードカウンティングはランドカジノではあからさまなため、もちろん行うことができないので、実際にこの技術を使えるのはオンラインカジノだけだといえるでしょう。

  • バカラのカウンティングは、ブラックジャックほど効果的では無い

カードカウンティングは元々ブラックジャックで高い効果を発揮する攻略法です。
ブラックジャックに関しては、数学者や株などのトレードのプロも使う戦術といってもよく、実際、先に挙げた数学教授のエドワード・ソープ氏は、「ギャンブルと株式投資を制した男」と呼ばれ、29年間1期も損を出していないトレーダーとしても有名です。
プレイヤーが、BJのようにカードを引くかスタンドするのか選べないバカラでは、そこまでの効果を見込むことは出来ないのでは?と思うのが、正直なところです。

まとめ

今回は、ブラックジャックのカウンティングの基本から応用を中心に、バカラのカードカウンティングまでご紹介しました。

初心者から上級者まで実践しやすい内容だと思います。
カードカウンティングは、単にカードを数える以上の深い理解が求められ、戦略的な思考を養うことが可能です。
また、法的に合法であり、特にオンラインカジノでは実践しやすいのでかなり旨味があります。

カウンティングの基本原理はシンプルですが、実践には集中力と練習が必要です。

ブラックジャックでは、カードの値をプラス、マイナスで数えるハイローシステムが効果的。
バカラでは、ベースはブラックジャックと同様ですが、カードをグループに分けるとシンプルで実践しやすいです。

先ほどバカラのカウンティングはブラックジャックほどではないのでは?と話しましたが、

しかし、エドワード・ソープ氏がカウンティングの理論を発表するまでは、ブラックジャックもまた、そのような数学的な攻略法はないとされていたはずです。
ですから絶対にバカラのカウンティングの方が、ブラックジャックのカウンティングよりも劣っているとは限りません。

研究熱心な方。カジノ好きな方。ギャンブル好きな方。
是非バカラでもカードカウンティングを試して、自分なりの戦略を練り上げてください。

カジノを楽しむ中で、記事を読んだ方にこの知識が役立つといいなぁと思います。

takuya
2級ファイナンシャルプランニング技能士で、ブログ記事作成と電子書籍作成を専門とするライターのTAKUYAです。【オンカジ業界は7年目】3年間にわたり、オンラインカジノに関するセミナーや勉強会を毎週主催、コンサルティングも経験。エルドアカジノではVIP会員として1億円超のローリングを数か月以上回し、持ち前の確率論や期待値の知識を活かした戦略に組み込んだ手法で、バカラを中心に、1か月で5万円を20万円に増やしたり、400万円を元手に100万円を稼いだりしたことも。しかし、同時に大負けも経験。生徒の中には、100万円を1日で2000万円にする者や100万円を1か月で400万円にするような猛者も現れたが、無理な賭け方では長続きしないことに気がつく。そのような経験を積む中で確率論、期待値、そして資金管理の面白さや重要性に気づき、その知識を活かし、より健全にオンラインカジノの魅力や楽しさを伝えるカジライフの運営担当へと就任。 (リンク内のプロフ写真は、韓国の済州神話ワールド・ランディングカジノ前)