ベラジョンカジノは違法なのか?元ディーラーやカジノ運営に関わった業界のプロが解説!

オンラインカジノの代名詞とも言われるベラジョンカジノ。何となく聞いたことがあるという人も多いかもしれません。
人によっては、あの有名サッカー選手がCMで起用されているのを見たという人もいるかもしれませんね。

しかし、よく調べてみるとベラジョンカジノは最近ニュースでよく取り上げられるオンラインカジノで、日本では違法じゃないの?と思った人も多いでしょう。実際にカジノや賭け事は法律で禁止されているから危ないと思った人もいるかもしれません。

そこでここでは、ベラジョンカジノが本当に違法なのか。そして法的なリスクはあるのかなど、気になる点を見ていきます!

ベラジョンカジノは違法?

まずベラジョンカジノが違法なのかということについて、結論からお伝えしましょう!

ベラジョンカジノは「違法ではありません」プレイヤーが遊ぶことについては法的なリスクが付きます

正直、こういわれてもはっきりと分からないという人が多いかと思いますが、実際にはっきりとした線引きがされていないのが現状なのです。

まずベラジョンが違法ではないということについて簡単に説明すると、ベラジョンカジノ自体の運営は海外で行われていて、この運営はオンラインカジノ運営が合法な国の中で、合法的なライセンスを取得し行われているからということになります。つまりベラジョンカジノの運営、そして企業自体は真っ白な存在なのです。なんなら、運営母体であるBally’s Corporationはニューヨークの証券取引上に上場している企業だったりします。そのため、日本で時々摘発されている闇カジノなどの違法な存在とは全く正反対なものとなっているのです。

では一方で、そんな合法的な企業が提供しているサービスなのに、なぜプレイヤーには法的なリスクがあるといったのでしょうか?それには日本の法律とオンラインカジノという特殊な環境が関係しています。
まず、日本では賭け事を行うのが禁止されています。これは賭け事を開催するのもダメですし、参加するのもダメとなっています。
しかし、オンラインカジノは賭けの場がオンラインで対象は目に見えないオンライン上で対象は世界中となっています。日本の法律が参加者の賭博行為を禁止しているのは、日本で開催されているものを対象にしています。そうでなければ例えばラスベガスなどで行う賭けも違法となってしまいますからね。ですが、オンラインカジノのプレイヤーは日本にいることが多いですし、これは日本で賭けが行われていると見ることもできなくもないですよね。
そういった複雑な環境が原因でプレイヤーには法的なリスクがあるということになっています。
ちなみに、プレイヤーが海外(オンラインカジノが合法の国)にいてベラジョンで遊んでいる場合は全く問題の無い行為となります。

ベラジョンカジノが違法と言われる理由とは?

ベラジョンカジノの違法性に関しては、運営側かプレイヤー側(プレイしている国)かによって状況が変わるというということが分かりましたが、具体的に違法だとはっきり言われてしまうことがある理由を見ていきましょう。

1つ目の理由は、やはりギャンブルが日本では違法だからです。これは単純賭博罪や常習賭博罪という名前でしっかりと取り締まれています。実際に大阪や東京などの繁華街で闇カジノが摘発され、プレイヤーが逮捕されているのを見たことはあるでしょう。これと同じようにベラジョンカジノで遊ぶことも違法だと考えられるわけです。

2つ目の理由は、2023年から警察がオンラインカジノでの遊戯は犯罪だと掲げるキャンペーンを始めたことが挙げられます。ここでは、海外で合法的に運営されているカジノに自宅のパソコンを使って接続し、賭博行為を行うことが犯罪だと書かれています。警察にこのように言われると、正直誰もが違法だと思ってしまいますよね。しかし、カジライフではこの一連の行為は牽制行為だと見ています。仮に本当に違法、犯罪なのであれば政府から業界にすぐにでも規制をかけることができますし、オンラインカジノへのアクセスを日本国内からは行えないようにすることもできるのです。

3つ目の理由としてあげられるのは、国内で違法にオンカジ関連の事業を行っている人がいるからということです。今のところ、はっきりと白黒をはっきりさせられないのは、個人のプレイヤーが直接ベラジョン等のオンカジにアクセスし賭博を行っている場合なのですが、仮にビルの一室にパソコンを並べ、そこに集客したプレイヤーにオンカジへアクセスさせ、チップ料等を回収するといった行為は、賭博行為を開帳したとみなされて逮捕されてしまいます。こういった国内に物理的に運営の一部の拠点があると、日本の法律がしっかりと適用されてしまうのです。ニュースなどではこういった明らかに違法となる行為に関しても、詳細は説明せずにオンラインカジノ=犯罪という情報発信をするため、オンカジもといベラジョンは違法と思われてしまうのでしょう。

ベラジョンカジノが保有しているライセンス

ベラジョンカジノは海外で合法的に運営されているカジノだと上でご紹介しましたが、この合法というのは誰が決めたのか気になりますよね?

オンラインカジノには、運営するにあたってライセンスを取得する必要があります。このライセンスというのが、どの国で運営できるかできないかを決めたり、また決済方法や実際にキチンと決済が行われているかの報告を義務付けたりと、運営に規制をかける存在になっています。このライセンスを持っているからこそ、カジノの運営は合法とされているのです。

ではベラジョンが運営するにあたって取得しているライセンスはというと、業界で最も見ることが多いキュラソーライセンスになっています。

キュラソーイーゲーミングライセンスはオランダ領キュラソーで発行されているライセンスで比較的歴史の長いライセンス発行体となっています。
業界の中で権威性が高いと言われるマルタライセンスやイギリスのライセンスと比べると信用性は少し落ちてしまいますが、現在このライセンスを取得しているカジノが圧倒的に多いため、最近になって信用性を高めているライセンスになっています。

逮捕される可能性について

ここまで読んで、ベラジョンは違法でもあり、かつ合法でもあるという存在だと分かったかと思いますが、では気になるところ、ベラジョンで遊んだら逮捕されるのかということについて見ていきましょう。

単純な答えとしては、逮捕される可能性はあります

しかし、これには想定されるいくつかの状況があり、全員が逮捕の対象となるわけではないです。そうでないと何万人もの逮捕者が出てしまいますからね。
考えられる逮捕者の候補としては、ベラジョンカジノでの儲けを申告せずにそのまま手元にしまっている人や、ベラジョンカジノを使ってマネーロンダリングを企んでいる人、また海外口座などに資産を移そうとしている人などが挙げられます。これを見ると分かるように、単純にカジノを利用している人というよりは、カジノを利用して他の犯罪を犯す人を対象にまずは検挙していくことが多いのではないかと考えることができます。
その他にも、かなり大きな儲けを出している人は、見せしめという意味合いも込めて検挙される可能性があると考えられますね。とりあえず、ベラジョンを利用するときには、税金に関することや自身の儲けに関しては徹底して注意を払うようにしてください。

一方で、逮捕される可能性があることは分かったものの、大事なのはその後となります。なぜなら、逮捕とは有罪の可能性がある被疑者が逃げられないように拘束するという意味になるからです。分かり易く言い換えると、逮捕=有罪ではないのです。

過去の例を見てみると、逮捕者の多くは略式起訴で罰金を支払い前科がついていますが、これは罰金を払ってことを済ませた方が裁判費用などかからずに安価に済むと考えたからだと見ることができます。しかし、過去に1人、法廷で争う姿勢を見せ裁判を起こした被疑者がいました。この方は結果として不起訴を勝ち取り、無罪となったのです。
この事例からも分かるように、逮捕されたとしても罪には問われない可能性も大いにあります。

まとめ

ベラジョンカジノが違法かどうかという観点に関しては、まだまだ今後の展開が気なるところです。
現在の状況に関してはやはり合法でもありながら、違法でもあるという矛盾した関係にあり、かつ逮捕の可能性もあるけれど、いざ裁判に持ち込むと無罪となる可能性もあるとされています。
カジライフでは2023年9月に起こった決済代行業者の逮捕の件について最新の状況を更新しながら、業界全体に関する近況の更新もプレイヤーの皆さんお伝えしていきます!

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yoshi
同志社大学を卒業後、単身マルタへ渡航。ライブカジノの大手プロバイダーEvolution Gamingでディーラーを経験し、カジノゲームや業界の一部裏側を知る。その後、エストニアを拠点にするカジノオペレーターにてアフリエイトマネージャーを担当し、アフィリエイトの世界に触れ、カジライフの運営担当へと就任。 まだまだ未熟な日本人向けオンラインカジノ業界の発展、正しい遊び方を発信している。