ブラックジャックの基本的なルールやゲームの流れ、そしてベーシックストラテジーを理解したら、次のステップとして経験者向けの攻略法を学んでいきましょう!
また、ブラックジャックのオプションとして行うことができるサイドベットについても紹介していきます!上手く使えば、メインのディーラーとの勝負でのベット以上に稼ぐことが出来たりもしますので、興味がある人は是非参考にしてみてください!
カードカウンティング
ブラックジャックは確率のゲームだと初心者向けのガイドで紹介しましたが、実はこの確率論をさらに正確にする方法があります。それがカードカウンティングと呼ばれるもの。このスキルは多くのカジノゲームで応用することができますが、ブラックジャックで特に効果を発揮すると言われています。
そのおおまかな内容は、すでに場に出たカードを把握することで、次に出てくるカードをより正確に予想できるというものです。例えば、1デッキ(52枚のカード)でゲームを行っている場合、10以上の札が16枚出たことが分かっているとこれ以上は10点のカードが出ないため、自身の手札が12や、ディーラーのアップカードがAだった時も安心してヒットしたり、インシュアランスを無視することができますよね。
メモがあれば把握しやすいかもしれませんが、ランドカジノでいちいちメモを使ってゲームを遊ぶのは面倒ですし、残念ながら多くのランドカジノでカードカウンティングは禁止されています。そのため、メモを使うのはもってのほかの行為となります。
ここでは頭の中だけで簡単に整理できる簡単な方法をご紹介します。
- カードを①2~6 ②7~9 ③10~K+Aの3つのグループに分ける
- それぞれ①+1、②0、③-1と点数を決める
- それぞれのカードが出たら点数を計算する。
非常にシンプルなやり方ですね!この点数で計算をしていき、仮に-であれば10もしくはAのカードがすでに場に出てしまっているため、2~6の小さなカードが出てきやすいということになり、+であれば10もしくはAのカードが出やすいということになります。
自身のハンドとディーラーのハンドを照らし合わせ、かつベーシックストラテジーの表も参考にしながらこの技術を使うことで、さらに正確な確率論でゲームを進めていくことができます。
ブラックジャックで使える攻略法
ブラックジャックで使える攻略法(システムベッティング)を紹介していきます。ブラックジャックは基本的にディーラーに勝つか負けるかという50%のゲームとなるため、その性質にあった攻略法が相性的に良いと考えられます。以下にそれぞれ紹介しているので、是非参考にしてみてください!
■マーチンゲール法
マーチンゲール法は、簡単に言えば負けるたびに賭け金を倍にしていく手法です。例えば、最初に1単位賭けて負けた場合、次は2単位、さらに負ければ4単位と賭け金を増やしていきます。勝ったときに、元の賭け金(1単位)に戻ります。この攻略法のメリットは負け続けていてもどこかで1度でも勝てばそれまでの負け分を全て取り返せるということ。逆にデメリットは、賭け額がすぐに膨らんでいくことになります。
下のシミュレーションを見てもらうと分かり易くなるようになっています。是非、参考にしてみてください!
賭けた回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
賭け額 | $5 | $10 | $20 | $40 | $80 | $160 |
連続で負けた時の負け総額 | -$5 | -$15 | -$35 | -$75 | -$155 | -$315 |
勝った時に貰える額 | $10 | $20 | $40 | $80 | $160 | $320 |
勝った時の勝ち総額 | $5 | $5 | $5 | $5 | $5 | $5 |
■パーレー法
パーレー法は逆マーチンゲール法とも呼ばれ、内容も全く反対のことをする賭け方となっています。負けると初めの賭け額に戻り、勝つと倍賭けをしていくというものです。メリットは短時間で儲けられる可能性があるということ。逆にデメリットは、連勝後に負けるとそれまでの勝ち分が全て無くなるということです。オススメのポイントとしては、連勝の限度を決めておくということが挙げられます。
こちらでも表を使ってシミュレーションしていますので、是非参考にしてみてください!
賭けた回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
賭け額 | $5 | $10 | $20 | $40 | $80 | $160 |
連続で勝った時の勝ち総額 | $5 | $15 | $35 | $75 | $155 | $315 |
負けた時に失う額 | -$5 | -$10 | -$20 | -$40 | -$80 | -$160 |
負けた時の負け総額 | -$5 | -$5 | -$5 | -$5 | -$5 | -$5 |
■ピラミッド法
ピラミッド法は勝った時には1単位分賭け額を減らし、負けた時には1単位分賭け額を増やすといった方法です。この賭け方のメリットはベット額の上限が緩やかなため、大きく負け越すことがなく、資金管理がしやすいということです。また、負けた時に1単位分増やしているため、トータルの数で負け越していても、結果として勝ち越す可能性もあるのが魅力です。一方で、勝ち負けを繰り返しているとトータルで勝ち越すことは難しく、大きな利益を出すことが難しいこともデメリットとして挙げられます。
以上がブラックジャックで攻略法になりますが、上級者になると状況に応じてそれぞれの特徴を活かせる攻略法を使い分けたりします。それぞれメリット、デメリットのある攻略法なので、それらをまずは理解し、使いこなせるようにしましょう!
サイドベット
ブラックジャックでは、ディーラーと勝負をするメインのベット以外にもサイドベットといって、配られたハンドの内容をポーカーの役に当てはめて予想する賭け方があります。還元率だけで考えると決して割の良いベットだとは言えませんが、運が良い時には思いがけない利益を生むこともあり、決して侮れないのがサイドベットとなっています。
ではそのサイドベットの役と配当をそれぞれ見ていきましょう!
パーフェクトペア
パーフェクトペアとは、最初に配られた自身のカード2枚で役が出来るかということに賭けるサイドベットのことを指します。具体的には3つの役があり、それぞれ異なる配当が貰えます。
パーフェクトペア
パーフェクトペアのパーフェクトペアは全く同じ数字で同じマークのカードが配られたときに貰えます。通常、パーフェクトペアの配当は30倍となっています。

カラーペア
カラーペアは数字とマークの色が同じ時に貰えるペアです。この場合、配当は通常10倍となっています。

ミックスペア
ミックスペアは数字が同じなものの、マークの色が違う際に貰えるペアとなっています。配当は通常5倍となっています。

21+3
21+3のサイドベットは初めに配られた手札2枚とディーラーのアップカードの計3枚で役が出来るかどうかということに賭けるサイドベットとなります。ポーカーでも見るような名前があるので、馴染みがある方は取り入れやすいかもしれませんね。
フラッシュ
フラッシュは、3つ全てのマークが同じ時に貰えるサイドベットです。数字に縛りはないので、この中でも比較的出やすいサイドベットです。配当は5倍となっています。

ストレート
ストレートは3つの連なる数字が、異なるマークで出てきた時に貰えるサイドベットです。数字に順番は関係ないため、連なっていれば大丈夫です。配当は10倍となっています。

スリーカード
マークが異なる3つの同じ数字が出てきたときに貰えるのがスリーカードです。ポーカーでも強い役ですね。配当は30倍となります。

ストレートフラッシュ
ストレートは出てきましたが、ここでは3つの連続する数字のカードが3つとも同じマークで出てきた時に貰えます。配当は40倍と高配当になっています。

スーテッドトリップス
スーテッドトリップスは全く同じ数字の全く同じマークのカードが3つ出た時に貰えます。滅多なことでは出ないため、配当は100倍と破格の倍率になっています。

ホット3
ホット3とは、初めの2枚の手札とディーラーのアップカードの計3枚の数字の合計に対して賭けるベットのことです。カジノによってホット3がある場合と無い場合があるため、あらかじめ確認しておくことをオススメします!
ホット3/7-7-7
ホット3は全ての数字が7、スロットのラッキーセブンと同じカードが出た時に貰えます。この役ではマークはバラバラでも構いません。配当は100倍と、かなりの高配当となっています。

スーテッド21
スーテッド21はマーク(スート)が同じカードで数字の合計が21の時に貰えるベットになります。配当は20倍となっています。

アンスーテッド21
アンスーテッドはマークがバラバラのカード3枚の合計が21となった時に貰えるベットになっています。配当は4倍です。

20ポイント
このサイドベットは合計が20の時に貰えるもので、マークが同じでも、バラバラでも変わりません。配当は2倍となっています。
19ポイント
このサイドベットも合計が19であればマークは関係なしに貰えます。配当は1倍です。
まとめ
以上がブラックジャックの上級者向けガイドになります!
カードカウンティングやサイドベット、システムベットと多くの攻略法があるブラックジャックですが、このゲームはとてもプレイヤーの力量が見られます。これらの理論に従って遊ぶのも良いですが、やはり経験のあるプレイヤーならではの理論外の攻略法というのはありますので、これらの攻略法を基礎に、自身の戦略を作り上げてもらえればと思います。
最後に、ブラックジャックならではのディーラーとの駆け引きを楽しむのを忘れないようにしましょう!