将棋棋士の呼び方 (称号、タイトル、段)

プロの将棋棋士をニュースや新聞で見かける時に皆さんは彼らの称号について気になったことはありませんか?「誰々〇段」や「誰々〇冠」、そしてよく目にするのが「誰々〇王」や「誰々〇人」といったカッコいい称号だと思います。〇段や〇冠は数字が入りますし、その響きからも将棋の段位を表している、もしくはタイトルの獲得数を表しているということが分かると思いますが、例えば話題の「藤井聡太竜王」のように何かタイトルのようなものの名前が入る場合は、あまり将棋を見ない人にはとって、少し疑問に思ってしまうものではないでしょうか。

実はこの棋士の呼び方にはルールとまではいかないものの、共通の認識というものが存在します。ここではそんな将棋界の暗黙の了解について触れていきます。

プロ棋士の呼び方

まず第一に大事なのは、将棋のプロ棋士がタイトルを持つ場合、そのタイトルは選手の名前に続いて呼ぶことが一般的ということです。タイトルは、その選手が過去に獲得した主要なタイトル戦での優勝経験を表しているため、名誉を称える意味でも重要になってきます。将棋の主要なタイトルには以下の7つがあります。

  1. 名人(めいじん)
  2. 竜王(りゅうおう)
  3. 棋聖(きせい)
  4. 王将(おうしょう)
  5. 王位(おうい)
  6. 棋王(きおう)
  7. 王座(おうざ)

これらのタイトルを獲得した棋士は、名前の後にタイトルを付けて呼ばます。例えば、「羽生善治名人」や「藤井聡太竜王」のような呼び方です。ただし、同時に複数のタイトルを持っている場合は、*最も権威のあるタイトルだけが呼び名に使用されることが多いです。

また、過去にタイトルを持っていたものの、現在は持っていない選手に関しては、その選手の功績を讃える意味で、過去のタイトルが名前とともに呼ばれることもあります。ただし、これはあくまで敬意を表する場合であり、ルールとして定められているわけではありません。

さらに、現役引退後に永世称号を授与された棋士もいます。これは特定のタイトルを一定回数以上獲得したり、特別な功績がある場合に与えられます。例えば、「永世竜王」や「永世棋聖」などがあります。永世称号を持つ棋士は、その称号を名前に冠して呼ばれることが一般的です。

*タイトルの順位

ここで気になった方もいるかもしれませんが、上で述べたようにタイトルには順位があったりします。それが上で挙げたタイトルの順番で、名人が最も権威のあるタイトルで王座がこの名では一番下となってます。ただし、これはあくまで一般的な見解で、権威の順番は主観的であり、時代や個人によって異なる評価になることがあります。一般的な考えでは、名人戦は最も古い歴史を持っているため、日本将棋界で最も権威あるタイトルとされています。しかし、例えば、竜王戦はテレビ中継などで人気が高く、そのため竜王の権威が高いと考える人もいます。また、棋聖戦は古い歴史を持っており、そのため権威が高いと考える人もいます。

いずれにしても、これらのタイトルはプロ棋士にとって非常に重要であり、それぞれのタイトル戦で優勝することは棋士にとって名誉なことです。それぞれのタイトル戦は異なる形式やルールを持っており、プロ棋士たちが様々な局面でその実力を試す機会となっています。

歴史の長い遊戯であることから、ゲーム全体のその権威の高さが伺えるような話でしたね!是非周りの皆にもマメ知識として教えてあげてみてください!

yoshi
同志社大学を卒業後、単身マルタへ渡航。ライブカジノの大手プロバイダーEvolution Gamingでディーラーを経験し、カジノゲームや業界の一部裏側を知る。その後、エストニアを拠点にするカジノオペレーターにてアフリエイトマネージャーを担当し、アフィリエイトの世界に触れ、カジライフの運営担当へと就任。 まだまだ未熟な日本人向けオンラインカジノ業界の発展、正しい遊び方を発信している。