バカラ賭博って?その実態を解説

Gamble scene with handcuffs

皆さん、今回は日本の裏社会に迫ってみましょう!今回私たちが光を当てるのは、一見華やかなゲーム、バカラの賭博。皆さんもご存知の通り、日本では公営ギャンブル以外の賭博は法律で禁止されています。それでもなぜか、このバカラ賭博は地下で根強く存在しています。どうしてなのか?その実態を探っていきましょう!

バカラ賭博とは?なぜ人気なの?

バカラ賭博とは、バカラで違法に賭博行為を行うことです。しかし、初めにもお伝えしたように、日本では公営ギャンブル以外での賭博は禁止されています。ではなぜバカラだけがこのように取り上げられているのでしょう?

その理由はバカラがカジノのゲームの中でも非常にシンプルなうえ、大金が動き易いためです。またバカラには絞りというパフォーマンスがあり、これがシンプルなゲームをさらにエキサイティングなものにしています。こういった理由から多くの違法カジノでバカラが扱われています。しかし、勘違いしてはいけないのが、野球賭博や大相撲賭博問題と同じで、バカラという名前が出ているだけで、いかなる賭博も日本では違法とされているということ。そのことはしっかりと認識しておきましょう。

バカラ賭博の危険性

では次にバカラ賭博がなぜいけないのか、その危険性について触れていきます。その多くのリスクを理解しておくことがまずは大事になってきます。

法的なリスク

これは言わずもがな、法律で賭博が禁止されているため、もちろんこういったリスクはあります。実際にどういった処罰が与えられるのか、詳しく見ていきましょう。また今回はバカラ賭博を行う、プレイヤーとしての法的リスクについて触れていきます。

まず、賭博を行った人に対しては「単純賭博罪」と「常習賭博罪」の2つの刑法が当てはまります。それぞれの違いとしては、常習的に賭博を行っているかどうかといった点になっており、常習賭博罪の方が罪が重くなっています。それぞれの処罰の内容は、「50万円以下の罰金または科料」そして「3年以下の懲役」なので、常習賭博罪では金銭的な処罰では済まないことになっています。(ベリーベスト法律事務所サイト参照

こういった刑に処されることは、後に紹介する社会的な生活、人間関係の崩壊にも繋がりかねないため、やはりバカラ賭博は避けるべき行為と言えるでしょう。

金銭的なリスク

次に金銭的なリスクですが、冒頭にお伝えした通りバカラとは大金が動きやすいゲームで、裏カジノともなればその額に制限が設けられることもなく、むしろホスト側が後に取り立てる目的でかけ金の融通を行うケースもある程です。また、自身に資金がしっかりとある場合でも、負けが込んでくると必要以上に賭けを行い、出してはならない会社のお金などに手を出してしまう人もいるほど。どちらにしてももういったギャンブルには中毒性、そしてお金の感覚を狂わせてしまう錯覚にも似た症状を引き起こす要素があります。

ギャンブルとは本来は余暇を有意義に過ごすための手段に過ぎず、ゲームを楽しむという本質を失ってはならないものです。なのでこういった法や環境が整備されていない違法カジノやバカラ賭博では大変大きな危険が伴います。

人間関係のリスク

最後に人間関係でのリスクですが、これは先にお伝えした金銭によるトラブルや法律による処罰によって引き起こされる問題と言えます。もちろん家族との関係が壊れることは容易に想像できますし、例えば友人から借金をして、そのまま返せず友人関係が壊れることも考えられます。こういった反社会的な活動に関与することは、仕事でも影響を及ぼすこともあります。

このように考え始めると泥沼のようにハマってしまい、問題の深さは底を知りません。一時の喜びのために大事な周りの人たちを巻き込んでしまうということを、是非事前に考えておくようにしましょう。

過去の実例

ここで実際にこれまでにあったバカラ賭博の実例を紹介していきます。

大阪での事例

この事例は2017年に大阪・心斎橋で摘発された違法カジノの例です。

雑居ビルの一室で関係者からの招待や案内がなければたどり着けないように、かなり巧妙な仕組みで摘発から逃れてきていました。また店舗を転々と20年もの間変えてきていたようなので、そういったこともあり中々摘発にまではいたらなかったようです。しかし、いざ捜査の手が伸び、摘発となった時は関係者と客を合わせて総勢で50名の摘発者が出る事件となり、押収された現金も2億円超えという、かなり大きな摘発となりました。

東京での事例

2018年、東京の歌舞伎町で違法パチスロ店と違法バカラ店を経営していた男が逮捕されました。この事件でも計15名ほどの逮捕者が出てきており、未だにバカラ賭博が終わっていないことを世間に知らしめることとなった事件となりました。

またこの事件では指定暴力団が運営に関わっていた証拠も出てきており、バカラ賭博の闇の深さが垣間見えた事件でもあります。

まとめ

バカラ賭博の危険性や違法性など、外からは分からない面は分かっていただけましたでしょうか?

現在ではギャンブルの世界も多様化が進んでおり、ランドベースのカジノ店のみならず、オンラインでのカジノなども出てきています。また、大阪のIR事業でのカジノ招致があったりと日本のカジノ事情も変わってきています。少し混沌してきたギャンブルの世界ですが、ハッキリといえることは日本でオフラインでカジノ店を経営している店は違法ということです。

決して誘惑には惑わされず、違法カジノ店やバカラ賭博への誘いはしっかりと断るようにしましょう。

yoshi
同志社大学を卒業後、単身マルタへ渡航。ライブカジノの大手プロバイダーEvolution Gamingでディーラーを経験し、カジノゲームや業界の一部裏側を知る。その後、エストニアを拠点にするカジノオペレーターにてアフリエイトマネージャーを担当し、アフィリエイトの世界に触れ、カジライフの運営担当へと就任。 まだまだ未熟な日本人向けオンラインカジノ業界の発展、正しい遊び方を発信している。