Home - News - ギャンブルが出来るデイサービス!?

デイサービスとギャンブルの組み合わせはあまり聞き馴染みの無いもので、想像し難いと感じる人が多いのでないだろうか。そもそも、いわゆる介護施設のカテゴリーと賭け事のカテゴリーはどこか真反対に感じてしまうという人も多いと考えられる。そんな常識を覆す施設を実現させたのが、東京港区にあるデイサービス「ラスベガス」だ。

このデイサービスではレクリエーションの一環としてパチンコ、麻雀、カジノゲームのブラックジャックを取り入れており、施設の利用者は施設内でのみ使える特別な通貨を利用してこれらの娯楽に興じることができるようになっている。これらゲーミングを取り入れた最大の目的は、当施設のサイトにもあるように脳の活性化にある。パチンコ、麻雀、ブラックジャックとルールや仕組みの理解、四則演算をすることが必要なものばかりで、かつ発展していくと駆け引きや心理戦といった脳を刺激する要素が十分に詰まっている。また1日の終わりには、集計・表彰と達成感を味わうことのできるシステムも取り入れられている。

元々、ゲーミングもといギャンブルというものはお金を賭けることばかりが全てではなく、教養の要素も大いに含んでいる。またデイサービス自体に抵抗のある高齢者の方も多くいたが、より多くの人が親しみやすく、脳のリハビリにもなるということに目を付け、ラスベガスは作られた。

ゲーミングの新たな活用方法が見い出され、老後の過ごし方にもこれまで以上の選択肢と華が出てきたといえるのではないだろうか。