将棋の駒が生産日本一の町、山形県天童市で恒例の「人間将棋」が今月15日に開催された。
人間将棋とはその名前から想像できるように、人間が甲冑や着物を着て実際の将棋の駒の役柄になりすまし、その人たちを使って将棋を行うという、1956年から続いている伝統的なイベントとなっている。
この日、将棋の駒の役をこなしたのは天童高校と創学館高校の生徒たちで、指し手は加藤桃子女流三段と野原未蘭女流初段だった。結果は1時間の後、野原女流初段が勝利を飾った。
16日の対局は稲葉陽八段と中村太地八段によって行われ、解説は糸谷哲郎八段が担当。
今年はコロナの規制が無く、賑わいの戻った春先の恒例イベントとなった。