4月23日に行われた第8期叡王戦五番勝負の第2局で、挑戦者の菅井竜也八段がタイトル保持者である藤井聡太叡王に対し勝利を収めた。

タイトル戦での振り飛車党との対局が初めてだった藤井叡王にとって、この対局での将棋は終始流れを掴み切れないものとなり、結果としては自身も完敗を認めざるを得なかった。

この結果を受けてお互いの成績は1勝1敗のタイ。次局を取った方がタイトルに王手をかけることとなる。

5年ぶりのタイトル奪取を期待される菅井八段とタイトル3年連続防衛がかかる藤井叡王。互いに平成生まれの若手棋士の熱い戦いが繰り広げられている。

一方で、藤井聡太竜王は名人戦に挑戦者としての対局を27日・28日に控えている状況。立場が違い、また相手のスタイルも違ってくるため柔軟な対応力がより求められる状況なだけに残りの彼の将棋に目が離せない。