将棋の鈴木大介九段が5月5日に麻雀のプロ団体である日本プロ麻雀連盟に入会し、見事プロ雀士の資格を得たことを11日の会見で発表した。

現役プロ将棋棋士がプロ雀士の資格を取るのは史上初。野球の大谷翔平ならぬ、二刀流プロ棋士・雀士が誕生した。

鈴木大介九段はNHK杯での優勝や、竜王戦、棋聖戦のタイトル挑戦などの成績を残しているかなりの実力者。一方、今回プロとなることとなった麻雀でもかなりの成績を残しており、目立ったところではプロ・アマ参加の国内タイトル戦「麻雀最強戦2019」でなんと優勝を成し遂げている。

本職の将棋でも成績を残しつつ、趣味であった麻雀でプロ顔負けの成績を残してきた鈴木大介九段。6月にこれまで務めてきた日本将棋連盟常務理事の任期が終わるため、今後の新たな挑戦としてプロ麻雀士の道を選んだという。

将棋と麻雀という日本でもとても人気のあるマインドスポーツ、テーブルゲームへの二刀流の挑戦だが、どのようなシナジー効果があるのか、是非注目していきたい。